卒園おめでとう。
本日卒園式を迎えることができました。
開園3年目の保育園で初めての卒園式、
卒園時9名の卒園式でした。
コロナの中での参列者に制限有りでしたが、ご父兄にもも参列していただけることもできました。
そんな中で特に感動した出来事がありました。
3月に入り卒園式の練習が本格的に始まると、卒園時のT君が保育園に来れなくなってしまいました。
初めは、腹痛が理由でしたが・・・・、
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お話を伺うと、どうやら、
小学校に行く不安・・・。
お友達と離れ離れになってしまう寂しさ・・。
5歳児の頭の中は、新しい環境に変わることを理解したら、いろいろな葛藤が起こり保育園に来れなくなってしまいました。
毎日、登園するのを待っていた担任の先生、
兄弟が私のクラスにいたので、お母さんは下の子を保育園に連れてきていました。
T君は毎朝、下の子と一緒に保育園まではきていたのですが、門が括れず、毎日帰っていく状態でした。
そんな中昨日も欠席し、お昼に電話があり明日も休むかもと・・・、
担任の先生の落胆も気の毒でしたが、他の園児を送り出す準備もあり、気にしながらも準備されていました。
昨日は20時近くまでかかっての会場準備でした。
今朝の横浜は雷を伴う暴風雨になってしまいましたが、
卒園児が少し不安そうな顔をしながら次々に登園してきました。
T君は、参列しないで保護者席からお友達を見たいと来ることが出来ました。
そのまま控室に来ることが出来ずにいT君でしたが、登園したことを知ったお友達が、迎えに行きたいと言い、
担任の先生と迎えに行き、どうにか親と離れて卒園児控室に来ることが出来ました。
担任の先生がしっかり手を繋ぎ、リハーサルに参加していなT君に、席に座っているだけでいいから、列に加わるかと優しく尋ねると、
顔面蒼白の中でもうなずいていました。
式が始まり担任の先生が後ろ手T君の手を握りながら入場してきました。
項垂れる様にしながらもしっかり自分で歩いてきT君、席に座ることもできました。
お友達が順番に名前を呼ばれ、卒園証書を撮りにいっている時は、席に座って体を支えるがやっとみたいな状況でした。
在園児、保護者と向き合う形で歌を歌っているときも、生気なく立っていたのですが、だんだん口が動き始め歌い出したんです。
そのあとは、いつも通りに自信に溢れて堂々と歌い、フリもつけていました。
涙涙の感動の卒園式になりました。
改めて子供たちの絆と、子供たちに力に感動しました。